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熊本地震と助けるべき犬達

平成28年4月16日21時26分、震度7を観測する大きな地震が熊本県を中心に九州を襲いました。 この地震で多くの方が命を失い、そして住居を失い、今でも自宅に戻ることができず、避難生活を送っていらっしゃいます。 まずはお亡くなりになられた方に、心からご冥福をお祈りします。

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熊本地震とそこで生きる犬たち

被災は犬達にもEndFragment

多くの方が被災された熊本地震。被災対象は人間だけではなく、もちろん犬達にも及びました。

たくさんの犬たちが命を失い、かろうじて生き残ったとしても避難生活を余儀なくされています。

地震で想像できないほどの恐怖を感じ、運よく命は助かったものの慣れない避難生活を送る。そういったことは、人と同じように犬達にとっても相当なストレスです。

それでも愛する飼い主と共に避難できたり、なんとか住み慣れた自宅に帰ることが出来た犬達は、まだ良かったとのではないでしょうか。

中には、地震発生直後に飼い主と共に避難することすら許されなかった犬達もいます。

  • 恐怖の為にじっとしていられないから

  • ストレスで他の犬や人に吠えるから

  • 気持ちが落ち着かないせいむやみに嚙みつこうとするから

といった理由から、

  • ノミ・ダニの予防をしていないから

  • ワクチンを打っていないから

  • トイレの躾が出来ていないから

といった飼い主の責任に関する理由。

そして、犬に場所や食料を提供する前に、「まず人間を助けろ」という声があるのも事実で、地震から1年が経った今でも家族と離れて暮らす犬達も多くいます。

地震で恐怖し、そして家族と離れて暮らさなければならない犬。いかに困難で解決が難しい事情があるとはいえ、犬自身にとってはそうしたことを理解することは、とても無理でしょう。

飼い主と離れ離れになってしまった犬たちは、どれだけの悲しさと寂しさを味わっていることでしょうか。

熊本地震で被災した犬たち(写真はイメージ)

避難所の現状EndFragment

熊本地震では、同伴避難が可能だった避難所と、そうではなかった避難所があったそうです。 同伴避難が可能でだった避難所では、ペット用の避難スペースが設けられ、ペットを連れてきた避難者のルールがきちんと決められていました。 また、数に限りがあるとは言えケージを複数個用意し、ドッグランまで用意していた避難所もあったそうです。こうした同伴可能避難所があった背景には、2013年に環境省が制定した、原則同行避難のガイドラインがあります。 災害時にはペットと飼い主が一緒に避難をし、自治体には受け入れ可能な避難所へ誘導することを推奨しています。 ただ、残念ながらまだこのガイドラインには強制力がなく、避難所に関しては各自治体の裁量に任せられているのが現状で、熊本地震の際にも各自治体での格差が表れた形になりました。

愛犬といつも一緒にいるために飼い主が考えておくべきこと

緊急災害時に備え、飼い主はどうしておけばよいでしょうか。

ワクチンや、ダニ・ノミの予防、そしてフィラリアの予防といった犬の健康管理は、やはり常日頃から行っておくべきです。

そして、吠えないようにする、噛まないようにする、といった躾。

犬と共に暮らすのであれば、どれも当たり前のことであると同時に、飼い主気持ちが犬たちに伝わるであろうことでもあります。

災害時には飼い主の気持ち次第で、犬達は飼い主と共に避難生活を送れるかどうかが決まるのです。

普段から愛情を持って犬を飼われている方には当たり前のことでしょうが、そうしたことがきちんとできていない飼い主もやはりいます。

犬が飼い主と共に同伴避難が出来るかどうかは、飼い主によって線引きがされてしまいます。

飼い主が責任を果たしていなかったために、家族と離れることになり悲しく寂しい生活を送らねばならない犬達もいます。

ペットを飼われている方は、今一度、飼い主としてきちんと責任を果たすことが出来ているのかを、考えてみるのもいいのではないでしょうか。

同伴避難を出来なかった犬達 熊本地震の折に、同伴避難を出来なかった犬達は、今どこでどのように暮らしているのでしょう。

幸いにも多くの犬達は、獣医師さんたちによって設けられたペット救援センターや、各地から応援に駆け付けたボランティア団体によって、一時預かりされています。

家族と離れた環境にはなりますが、サポートのしっかり受けられる体制で過ごせることは、被災した犬達にとって少しはストレスの軽減になっているかもしれません。

それでも犬達が望んでいるのは、被災する前のように、愛する家族と共に毎日楽しく過ごすことのはずです。

時折テレビ等で、一時預かりされている犬達の元へ家族が訪ねていく映像が流れます。その時に見せるのは、犬達の隠そうともしない素晴らしい笑顔や、喜びのあまりはしゃぎまわる様子。

そして、束の間の楽しい時間を過ごした後、家族たちを寂しそうに見送る悲しい顔をした犬のうろたえる姿…。

やはり犬は、それまでに暮らしていた家族と共に過ごすのが一番だと、痛感させられる瞬間でもあります。

熊本地震から約1年が経ち、少しずつではありますが復興も進んでいます。一時預かりされていた犬達も、1匹また1匹と、家族の元へ帰っています。

そうした一方で、家族の元に帰れない犬もやはりたくさんいるのです。中には、まだ悲しみにくれ心を閉ざしている犬もいるかもしれません。

そうした犬達が、一日でも早く家族の元に帰れるように願っています。

そして災害があった際には、私たち人間のせいで不幸な犬達を生み出さないよう、「義務と責任」をきちんと果たせているか、もう一度考えて頂ければ幸いです。

本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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