1匹でも多くの犬猫を救うために
大変心苦しいのですが、これは事実です。
現在日本では毎日、何の罪もない200匹もの尊い犬たちが、人の手によって殺されています。
毎日200匹もの犬や猫が人の手によって殺処分されていることを想像できますか?
しかも、そこでかかる費用は大切な税金から払われます。
殺処分に使われる100円と、命を救うために使う100円。
どちらも同じ100円ですが、あなたはどちらを選びますか?
つなぐいのち とは?
はじめまして。犬猫の殺処分ゼロを目指す活動を行っております、「つなぐいのち」代表の岩穴口(いわなぐち)と申します。
犬や猫を殺処分するために、年間で50億もの税金が使われています。
この税金の使い方を、命を救うために使ってもらいたい。私たちがどれだけ叫んでも、その声は届きません。
日々、ワンちゃんたちの大切な命を守る私たちの活動を改めて紹介させていただきます。
きっかけは、私の父の死でした
私の話になるのですが、この活動が本当に世の中に必要だと思ったのは、父が亡くなった事がきっかけでした。
私の父は秋田犬を飼っていましたのですが、いつもアッキー!と呼びながら、それはまるで我が子のように可愛がっていました。
3人息子は親元を離れ、それぞれ家庭をもち、年に数回、孫の顔を見せるのが、私たち息子としての親孝行でした。
ある日、そんな平和な毎日が一変します。
父が倒れ、そのまま亡くなったのです。
当時、東京にいた私は、父の最期を看取ることもできず、病院に着いた時には、父はただ静かに寝ているようでした。
悲しむ間もなく、初めての葬儀にバタバタでしたが、告別式も終わり、ようやく落ち着いてきたときでした。
母が、「今後、アッキーはどうしよう?」と言うのです。
私たちは、父が飼っていた犬なので、当然母が面倒を見るものかと思っていました。
しかし、足の悪い母は、散歩に行くことも大変なのは容易に想像でき、そこで初めて、アッキーの行き場をどうすればいいか?という話になったのです。
長男はペット不可のアパート住まい。次男は息子が犬アレルギー。私は、ペット不可の賃貸ではありましたが、つなぐいのちを設立したばかりで、飼うことのできる環境ではありました。
父が大切にしていた犬のように、こういう形で手放さざるを得ない状況の人が日本中にどれだけいるんだろう?
と、他人事ではありませんでした。たまたま、私が保護することができたものの、飼い主が見つからない場合は、保険所へ連れていかれ殺処分となっていたのです。
実際、保健所に連れて来られるペットの理由で一番多いものが飼い主さん死亡もしくは入院で60%と言われています。
両親や祖父母が大切にかわいがったワンちゃんを、誰が喜んで保健所に連れて行けるでしょうか?
誰も連れていけません。
この事がきっかけで、私は改めて犬猫の保護活動の社会的意義を確信することができ、今日も活動しております。
尊い命を一つでも救うためにスタートした活動
私たちは、犬猫の殺処分ゼロを目指し活動しております。
具体的には、保健所や、長期入院ややむを得ない理由で飼うことのできなくなったワンちゃんを一時的に預かり、次の飼い主となる里親さんに届ける活動です。
日々の活動としましては、都内で活動犬(里親さんのところへ渡る前に、人慣れの訓練をする期間の犬たち)と一緒に、募金活動を行っております。
そこで集まったお金で、犬を保護する賃貸家賃、ペットフード、ペットマット、病院代などの支払いをしております。
うだるような暑さの夏も、凍えるような寒い冬も、突然の雨にやられる日も、私たちは募金活動を行っております。
心優しい皆様と直接出会える機会で、活動犬を通し、私たちの活動に関心をもっていただけた方も多くいらっしゃいます。
しかし、これらの活動は犬にとって、必ずしも楽しい時間とは言えないはずなのです。
いや、「正直辛い」と思っているはずです。
私たちも、炎天下の中や凍えるような寒さの中、活動犬を外に出したいわけではございません。
しかし、保護犬を里親さんの元にお譲するためにも、日々の食費を稼ぐためにも募金活動はやらなくてはならないのです。
「殺処分」と言う言葉を世の中から無くすために
私たちのような小さな団体へは、国からの助成金もありません。
しかしながら、2016年「つなぐいのち」を立ち上げ、これまでに28匹のワンちゃん(2017年10月7日現在)を里親様にお譲りできたのは、寄付をしてくださった皆様のおかげです。
本当にありがとうございます。
そこで、本日はお願いがございます。
「つなぐいのち」では保護しているワンちゃんへ毎月のサポートをお願いしております。
まだまだ資金が乏しく、これまでも保護できるワンちゃんの命を何度見送ってきたことか・・・。
目の前に、瞳を輝かせたワンちゃんがいるのに・・・。
その度に、もっと資金力があれば・・・。
と、何度自分たちの無力さを悔やんだか分かりません。
悔しい以外の言葉が見つかりませんでした。
寄付活動中に起こった奇跡
一匹でも多くのワンちゃんを保護できるように、私たちは駅前での寄付活動にさらに精を出しました。
そんなある日、信じられない出来事が起きたのです。
私たちのもとへ一人の女性が立ち寄り、こうおっしゃったのです。
「私にもサポートさせてもらえませんか?」
そして、その場でチラシを渡し、毎月の定期サポートがあることを伝えました。
その翌日、毎月3万円のサポートを開始していただけたことが分かりました。
私はお礼の電話をさせていただき、話を聞いてみると、その女性は動物病院の院長先生でした。
女性はこうおっしゃいました。
「私も毎日動物たちの命を救うのが仕事で、命を救うことでお金をいただいています。そのお金が、別のカタチでさらに多くの命を救えるのなら。と思ったんですよね。意外と寄付先って見つけられなくて」と。
そこで、気付いたのです。
毎日、駅前での寄付活動だけでは救える命に限界がある。
だけど、こうして寄付したかったけどその方法が分からなかったという人は他にもいるはずだ。
そして、ホームページを活用し、皆様へ毎月のサポートをお願いできるようにしました。
実際、1匹のワンちゃんを里親に出すまでにかかる費用は
食費、家賃、病院代・ワクチン・血液検査・狂犬病注射、その他人件費も含めると月間15万円が必要です。
皆さんのサポートで安定的にサポートをいただくことで、保護できるワンちゃんの数を増やすことができます。
つまり、殺処分されずに済むワンちゃんを増やすことができるのです。
一日100円から救える命がある
毎日、心優しい皆様から寄付をいただくことで、ワンちゃんを保護し、里親さんへ譲り渡すことができております。
まだ救うことのできる一匹でも多くのワンちゃんを保護するためには、今このページををお読みいただいている、あなたのご協力をいただきたいのです。
また、毎月のサポートをいただく皆様の声の中で、最も多かったのは
「救いたいと思いながらも方法がわからなかった」というものでした。
実際私も昔、殺処分について問題意識をもっていながらも何も行動できていない頃がありました。
しかし、この「つなぐいのち」を立ち上げた今、皆様からのサポート体制さえ整えば、あとは私たちが手となり足となり、より多くのワンちゃんの命を救う事ができるのです。
ようやく活動の母体ができた今、微力ながらも大切な命を繋いでいますが、資金だけが今もネックになっているのです。
寄付をいただけた皆様の声
飼い犬に命の大切さを教えてもらい、命を救う活動をサポートすることに。
犬を飼っていましたのですが2年前に亡くなりました。
それ以来、犬の事は相変わらず大好きなのに飼えないという日が続いています。そんな時に出会ったのが「つなぐいのち」さんでした。
犬猫の殺処分という話は聞いたことはあったものの、一日に200もの犬の命が失われているという事実には衝撃を受けました。それと同時に、私が飼っていた1匹の命でもあれだけ貴重で幸せな時間を与えてくれたのに、そんな尊い命が人の手によって殺されないといけないと思うと、小さくても私にできることをしようと思い、定期サポートをさせていただくことになりました。
定期的にメールでいただく里親さんへの譲渡レポートを見ると、私と同じようにサポートをされている方がいることで、こうしてワンちゃんと飼い主さんのたくさんの笑顔が生まれているんだろうな。と思いながら拝見しております。
里親になりたてのレポートはもちろん、時に1年後の様子なども届くので、ワンちゃんの名前も覚えてきて、我が子の成長を楽しみにする親のような気持にもなります。
これからも微力ではありますが、サポートさせていただきます。
私が実現できなかった夢をようやく実現できる!
私は過去に犬や猫の保護団体を作りたかったのですが、様々なハードルがあり、結果的に実現できませんでした。
あの時、私がその困難を超えて保護団体を設立することができていたら、既にたくさんの犬の命を救えていたのでは?という思いでずっと過ごしていました。
そんなとき、有楽町駅近くで出会ったのが「つなぐいのち」さんでした。
丁度、理事長さんと直接お話をすることもでき、私の想いを引き継ぎ実現してくれる方はこの人だ。と思い、私にできるサポートとして毎月の寄付をさせていただくことにしました。
今は、「つなぐいのち」さんのホームページの更新を見るのが私の楽しみです。
これからも、この活動を広めていってください。
定期的に届くメールが温かい気持ちにさせてくれます
うちは犬を飼っていません。厳密に言うと、わが子が犬アレルギーのため飼うことができないのが現状です。
しかし、昔から、いつか犬を飼うなら、里親登録をして譲り受けようとずっと思っていました。
それは、まだ救う事のできる命が失われるということを信じたくない気持ちからでした。
わが子の犬アレルギーは仕方のないことで、一人の里親となって一匹のワンちゃんを救うという夢はなくなりましたが、毎月のサポートができるおかげで、さらに多くのワンちゃんを救えているのだという実感があります。
10~15年ほど、里親として1匹のワンちゃんと過ごすのも楽しみではありましたが、毎月3000円のサポートだと、私一人で3匹の命を救える計算になります。
大切な命を救う事ができ、素敵な飼い主様と幸せに暮らしてくれているのが定期的に届くメールからも伝わるので、こちらも温かい気持ちにさせられています。
殺処分ゼロは実現できる!
実際に、ドイツでは犬猫の殺処分はゼロを実現しております。
法律が制定され、動物保護法があるので、動物の殺処分が禁じられているのです。
動物を愛する多くの方の賛同があれば、国が動き、法律を変えることもできるのです。
そう、一人一人の協力でワンちゃんの命を救うことができる世の中なのです。
私たちの活動に興味を持ってくださる方が増えると、より行政にも大きく声をあげられるようになります。
国は、団体の意見が大きければ大きいほど動きやすくなるのです。
その小さな一歩が1日100円のサポートです。1日缶ジュース1本、コンビニでのお菓子1つの我慢で命を救うことができるのです。
実際、「つなぐいのち」設立当初、役所はまったく取り合ってくれず、理事長自らの貯金を切り崩し、ワンちゃんの命をつないでいました。
今では、サポーターとして賛同してくれる人が5人となり10人となり増えていくことで、行政も我々に時間を割いてくれるようになりました。
この活動をもっと多くの方に知ってもらい、サポートしてもらいたい。
これからも安定的に、1匹でも多くの命を救うため、皆様のサポートをお願いします。
※閲覧にご注意ください
犬が大好きな方が見ると、大変ショックを受けられると思います。
尊い命が人の手で失われていく様子です。保健所の方は何も悪くありません。
殺処分される犬や猫が出ない仕組みを作ればいいのです。
保健所に勤務していた渡辺さんの声
『金曜日の朝、どうかシッポを振らないでくれ』
~保健所の現場から~
私は、金曜日の朝が辛いです。
数日間なれど、飼い主からの連絡を待ちながら、飼い主の代わりに世話をしています。
飼い主を捜したり、餌を与え、便の後片付けをし、日光浴をさせ、頭をなでてやり、限られた時間で出来るだけの情を注いでいます。
情を注げば可愛く思えてきます。
金曜日は殺処分(一部譲渡)するために大分へ犬を運びます。
情をかけた子(犬)を送りだすときの、我々職員の心境を考えてみて下さい。
金曜日の朝、私の心は、こうです。
シッポを振りながら私を見ないでくれ!
「餌の時間かな?」、と疑いのない目で見ないでくれ!
遊ぼうってすり寄らないでくれ!
子(犬)は、殺処分したくない。
憎しみで牙をむいて吠えてくれ。
・・・その方が、私の心は痛まずにすむから。
今から殺処分されるのに・・・親しそうな目で見ないでくれ!
最後の最後まで人間を信じている・・・「俺たちは、お前達を殺処分するんだぞ!」
・・・シッポを振らないでくれ。
私達職員は、胸が締め付けられます。
その時が金曜日です。
「憎しみで吠えられた方が気分が楽になる」
この心境、分かりますか?
保健所に殺処分をゆだねる前に、愛犬との楽しかった時期を思い出してください。
愛犬は、最後の最後まであなたを信じているはずです。
愛犬が粗相をしたとしても、多くの場合、飼い主がしつけを怠ったケースが多く、責任を愛犬になすりつけないで下さい。
犬についての正しい勉強を怠った自分(飼い主)を見つめ直して下さい。
元 大分県北部保健所 衛生課 生活衛生環境班
こちらは、実際に保健所に勤務されていた渡辺さんの声です。
殺処分を行う側も辛いのです。
殺処分にいい事は一つも無いのです。
最後にこちらをご覧ください。
1日100円から救える命がある
お一人お一人の力が集まれば、きっと大きな力になります。
皆様のサポートをお願い致します。
※もし解約をされる際も、解約は1ヶ月単位で行うことができます。
つなぐいのち全国会とは
表だってニュースにはなりませんが、この日本では、毎日多くの犬や猫が殺処分されています。
1年間に全国で161,867頭(2013年度環境省調べ)これは1日あたり約443頭の計算になり
そこにかかる税金は数十億円と言われています。人間の身勝手な行動により命を失う動物たちをこれ以上出したくない。
私たちは犬猫の殺処分ゼロの実現に向け、人と犬猫が共存できる社会を目指します。